毎日の生活とお金の関わり
今日、君が使ったサービスは何だろう?電車やバス、おしゃれなカフェ、映画館や公園、ネットやゲーム…。これら全部、君の毎日を楽しく便利にしてくれるサービスだよね。でも、これらを使うためにはお金が必要だよ。今回は、そんな毎日使うサービスと、それに必要なお金について考えてみよう。
日々受けるサービスとは?
バスや電車に乗るためには運賃が必要だよね。これは交通機関を維持運営するためのコストをカバーしているんだ。電車やバスが運行するためには、線路や道路の維持、運転手の給料、車両のメンテナンスなど、たくさんの費用がかかるんだよ。
また、学校や図書館、公園も同じで、建物や設備のメンテナンス、職員の給料、新しい本や遊具の購入など、これらを運営するためにはお金が必要なんだ。これらの費用の多くは、税金や寄付、そして一部は使用料から賄われているんだ。
だから、君が毎日利用しているこれらのサービスは、それぞれの形でお金を必要としているんだ。お金がなければ、これらのサービスは提供されないし、君たちの生活も便利で楽しいものにはならない。だからこそ、お金はとても大切な存在なんだよ。
お金って何のためにあるの?
お金は「物々交換の道具」なんだ。
君が持っているお金がお菓子の価格と同じなら、お菓子屋さんは喜んでお菓子と交換してくれるよ。それは、そのお金がお菓子と同じ価値があると認められているからだ。
また、
お金は「価値を測るモノサシ」でもあるんだ。
同じお菓子でも、その大きさや味、ブランドによって価格は変わるよね。これは、お金がそれぞれのお菓子の価値を測るモノサシとして働いているからだよ。これによって、君は自分が何にどれだけの価値を見いだすかを決めることができる。
さらに、
お金は「価値を保存するためのツール」でもあるよ。
例えば、お年玉やバイトで得たお金を貯金すれば、それは貯金箱の中で価値を保持してくれる。そして、そのお金を使って、後で欲しいものを買うことができるんだ。
お金の役割はこれらだけに留まらないけど、お金が我々の生活にとって、どれほど重要で不可欠な存在であるかが分かると思うよ。
だからこそ、お金の価値を理解し、上手に使うことが大切なんだよ。
なぜ物の値段は変わるの?
物の値段は、人々がその物をどれだけ欲しがっているか(需要)と、その物をどれだけ提供できるか(供給)のバランスで決まるんだ。人々が物をたくさん欲しがると、その物の価格は上がるよ。逆に、供給が需要よりも多いと、価格は下がるんだよ。
お金はどうやって世界を回っているの?
お金は君のお小遣いから、お店、会社、銀行、そして国へと絶えず動いているんだよ。これは物やサービスが作られて、使われる過程で起こることなんだ。
お金の動きを理解することで、君の生活がどう社会全体とつながっているかが分かるよ。
君がお小遣いで本屋さんで本を買ったとするね。そのお金は本屋さんの収入になるよね。 そして、その収入は本屋さんが新たな本を出版社から仕入れるための資金になるんだ。
出版社はそのお金を使って、作家に原稿料を払ったり、印刷会社に印刷費を払ったりする。作家はそのお金で生活費を賄ったり、新しい本を書くための研究費に使うかもしれないし、印刷会社はそのお金で印刷機のメンテナンスに使ったり、新しい印刷機を買ったりするかもしれない。
そして、これらの全ての人々と会社が、その収入の一部を税金として国に支払う。国はその税金を使って、学校や病院、公園など、私たちが日々利用する公共サービスを提供するんだ。
だから、君が本を買うという一見ささやかな行動が、結果的には様々な人々や会社、さらには国全体と関連しているんだよ。これがお金が「世の中を回る」という意味なんだ。お金の動きを追ってみると、君自身がどれだけ広い社会とつながっているかが見えてくるよ。
インフレとデフレって何?
インフレとは物価が全体的に上がっていく状態のことを言うんだ。
たとえば、君が好きなアイスクリームが100円だったのが、何ヶ月か後には120円になっていたら、それはインフレが進んでいるサインかもしれないよ。
もちろん、個々の商品の価格は様々な理由で変動するから、全体の物価が上がっているかはもっとたくさんの商品やサービスの価格を見て判断するんだけどね。
デフレは逆に物の値段が全体的に下がっていく状態を指すよ。
たとえば、君がよく着てるブランドのTシャツが3000円だったのが、半年後には2500円になっていたら、それはデフレの兆しと言えるかもしれない。
ただし、やっぱり全体の物価が下がっているかどうかは、色んな商品やサービスの価格を見て判断するんだよ。
インフレもデフレも、それぞれにメリットとデメリットがあるんだ。
インフレが進むと、給料が上がる可能性もあるけど、物価も上がるから生活費が増える可能性もあるんだよね。
デフレの時は、物価が下がるから一見すると生活費が減ってラッキー!と思うかもしれないけど、企業の利益が減ると給料が上がりにくくなったり、経済全体が停滞してしまう恐れもあるんだ。
だから、物価の動きを見て、自分の生活の計画を立てるときに考えると良いよ。たとえば、インフレが進んでる時は、物価が上がることを考えて、将来のお金の計画をすると良いね。逆に、デフレが進んでる時は、物価が下がる可能性を考えて、お金の使い方を考えると良いんだ。
ちょっと難しいかもしれないけど、経済の話を理解することは、自分の生活を豊かにするためにとても大切なことなんだよ。また、世界のニュースを見るときにも役立つし、社会の仕組みを理解するためにも必要な知識なんだ。だから、ぜひ覚えておいてね!
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無料のサービスの仕組み
YouTubeやゲームなど、君が無料で楽しんでいるサービスは、実は広告からお金をもらって運営されているんだ。君が見る広告を通じて、企業は自社の商品を宣伝し、君の買い物の欲求を引き出す。そしてその広告収入が、サービスを運営するための資金になっているんだよ。
こう考えると、君の生活はお金やサービスと深くつながっているんだね。もしかしたら、お金とサービスについてもっと深く考えることで、新しい発見があるかもしれないよ。次回もお楽しみに。