今回は保険についてお話しするよ。まずはいろいろな保険がありますが、まずは保険の基本を知ろうね!よく、がん保険や入院保険などCMで流れている「保険」正体を暴いていこう。
保険ってみんなのお助け道具
保険っていうのは、
みんなで困りごとに備えるためのシステムだよ。
それぞれの人がお金を出し合って、それを「保険料」というんだ。そして、もし困ったことがあったら、その「保険料」からお金を出して助けてあげるんだよ。
あなたが払っている「保険料」は困っている誰かのために使われていて、あなたが困っている時はみんなの「保険料」から「保険金」を受け取れる仕組みなんだよ。
保険会社って何?
保険会社は金融機関です。銀行や信用金庫と同じなんだよ。お金を必要とする人と、お金を貸す余裕がある人の間に入ってお金を融通を仲介してくれる場所なんだよ。
保険会社は、みんなから集めた保険料を管理して、困った時にお金を出してくれるところ。保険会社は、みんなから集めたお金を上手に使って、その運営をしているんだ。
保険の種類って?
世の中には数えきれない保険があるんだよ。一部だけど少し紹介するね。
- 医療保険:病気やケガの治療費を補償する保険。
- 自動車保険:自動車事故による損害を補償する保険。
- 子ども教育保険:子供の教育費を貯めるための保険。
- 地震保険:地震による建物の損害を補償する保険。
- 個人年金保険:老後の生活を支えるための年金を積み立てる保険。
- 生命保険:死亡時に家族に給付金を支給する保険。
- 傷害保険:ケガや事故による障害時に給付金を支給する保険。
- 介護保険:介護が必要な際に介護サービスを提供する保険。
- 学資保険:子供の進学費用を準備するための保険。
- 火災保険:火災による建物や財産の損害を補償する保険
こんなにあっても一部なんだね。
他にも、がんの治療のために備える「がん保険」なども有名だよね。
アヒルのCMみたことあるよ。
「保険は万が一に備えての安心を買うもの」それぞれが異なるリスクやニーズに対応しています。保険を選ぶ際には、自分や家族の生活スタイルや将来の計画に合った保険を選ぶことが大切です。
保険のタイプ
保険のタイプには大きく分けて
「掛け捨て型」と「積み立て型」っていう2つの種類があるよ。
「掛け捨て型」は、お金を払い続けて困ったことから守ってくれるけど、期間が終わったらお金は戻ってこないんだ。
「積み立て型」は、一部のお金が貯金として貯まっていき、期間が終わったら一部のお金が戻ってくるよ。この2つの違いを理解すると、自分に合った保険を選ぶときに役立つんだよ。
「掛け捨て型」は毎月の保険料は安く、期間が終わってもお金が戻ってこない。
「積み立て型」は毎月の保険料は高く、期間が終わってお金が一部戻ってくる。
保険は「安心を買うんだったら私は積み立て型の方がいいな」
期間が終わってお金も戻ってくるし安心するしお得だよ。
その考え方が危ないのよ!!「万が一の事態」を忘れていないかな?
誰にでも「万が一の事態」は訪れる可能性はあるけど、いつ起こるかは誰も予測はできないですよ。「貯金は貯金」「保険は保険」なにに備えたいのか、毎月の保険料に無理はないかしっかり考えよう!保険料を考える前にみんなが入っている社会保険をみてみよう!
日本の社会保険
日本には国民全員がお金を出しあって支えあう、
社会保険制度という公的な仕組みがあります。
日本に住む人なら必ず入る保険だと思ってください。
この社会保障制度で給付される手当や仕組みはすごい充実しているんだよ。
おおまかにしょうかいするね。
- 健康保険:病気やケガの際の医療費を一部負担し、治療をサポートする制度です。
- 年金保険:老後の生活を支えるため、勤務期間に応じた年金を支給する制度です。
- 雇用保険:失業した場合に一定期間、一部の収入を補償し、再就職を支援する制度です。
- 労災保険:労働中にケガや病気をした際に、治療費と一定の給付金を支給する制度です。
- 健康診断:予防医療を促進し、定期的な健康診断を行う制度です。
- 出産・育児支援:出産や育児に伴う手当や育児休業などを支援する制度です。
- 介護保険:高齢者や要介護者に対して介護サービスを提供し、家族の負担を軽減する制度です。
- 障害者福祉:障害者の自立支援や就労支援を行い、社会参加を促進する制度です。
- 高齢者福祉:高齢者の生活支援や福祉施設の運営を行う制度です。
- 遺族年金:亡くなった被保険者の遺族に一定の給付金を支給する制度です。
ももちゃんは保険証もってる?
保険証には大まかにこんな効果があるんですよ。
持ってるよ!
すごいね!でも病院のお金を負担してくれるものだと思ってたよ。
そうですね。一番多い使い方は医療保険ですね。
会社に勤めている方は毎月お給料から引かれているわけだから使う選択肢を持っていないともったいないよね。
高額療養費制度
でも大きい病気やケガをしてしまうのときのためにって思うと不安だよね。
そんなときは社会保険制度を使いましょう。
高額療養費制度
高額な医療費を支払ったとき(高額療養費)
高額な医療費を支払ったときは高額療養費で払い戻しが受けられます。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
さらに「限度額適用認定書」の交付を受けておけば、病院のの窓口で支払う金額が「最初から自己負担限度額」にもなりますよ。
まとめ
保険って、みんなで力を合わせて困りごとから守る大切な道具だよ。そして、日本の社会保険制度は、生活のいろんな場面でみんなを守ってくれるんだ。これを知っておくと、自分自身を守るための知識が増えるよ。「貯金は貯金」、「保険は保険」で考えて保険の見直しをしていこう!
次回は、「実際に必要な保険って何?」について考えていくよ。自分や家族がどんな保険が必要なのか、どうやって選んだらいいのか、一緒に考えてみよう。それでは、次回をお楽しみに!