こんにちは、みなさん。子ども達に金融教育について質問されたとき、きちんと理解して答えられますか?
最近、学校での金融教育が強化されていますが、その内容について皆さんはどれくらい知っていますか?
2020年から、日本の小学校で金融教育が始まりました。その後、2021年から中学校、2022年から高校と、順次金融教育のカリキュラムが導入されています。この取り組みは、経済がグローバル化し、金融商品が多様化する中で、子ども達に金融に関連する基本的な知識やスキルを身につけさせることが、将来の社会人としての彼らにとって重要であるという考えから始まりました。
生活設計・家計管理に関する分野
子ども達に、将来の生活設計や家計管理の基本を教えます。例えば、予算の立て方、支出の管理、貯蓄の重要性などが含まれます。これにより、子ども達は将来、経済的な自立を目指す上での基本的な知識を身につけることができます。
金融や経済の仕組みに関する分野
金融機関の役割や、お金の流れ、経済の仕組みなど、金融や経済に関連する基本的な知識を教えます。これにより、子ども達は社会の仕組みを理解し、将来的に賢い消費者や投資家となるための基盤を築くことができます。
消費生活・金融トラブル防止に関する分野
クレジットカードの使い方、借金のリスク、詐欺の予防など、消費生活や金融トラブルに関連する知識を教えます。これにより、子ども達は将来的に金融トラブルを避け、安定した生活を送るための知識を身につけることができます。
キャリア教育に関する分野
将来のキャリアを考える上での、お金の管理や、資格取得の重要性、投資の基本などについて教えます。これにより、子ども達は自身のキャリアをデザインし、将来的に自分自身の人生を豊かにするための知識を身につけることができます。
現実は課題が多い金融教育の実態。
金融教育の実態を見ると、さまざまな課題もあります。まずは、金融教育に当てられる授業時間数です。
高校で学ぶ金融教育は年間6〜8時間程度です。
2022年2~3月、日本証券業協会が行った「中学校(数質・生後)における金酸経済教育の実態調査」では、
44%の数員が「授業時間数が足りない」と回答しています。
また、「教える側の専門知識が不足している」
と回答した教員も半数近く、政体が進める「資産所得倍増プラン」の課題ともなりそうです。
■ 学校での金融教育の授業時間数は十分でない
■そもそも子どもが学ぶ内容を大人が理解していない
■親のお金の価値観は、子どもに引き継がれる
このことから
「お金の教育が必要なのは、子どもではなく大人」から
授業時間数が短いということは、家庭でのお金のとらえ方が、子どもにより大きな影響を与えるということでもあるからです。大人が正しい知識を学び、実残することがお手本になる。
テストをやってみよう
- 利息は、お金を借りた際に発生する追加のコストである。 ( )
- インフレーションは、物価が下がる現象を指す。 ( )
- 貯蓄は、将来的なリスクに備えるための一つの方法である。 ( )
- 金融リスクは、個人だけでなく、企業や国にとっても関連がある。 ( )
- クレジットカードの利用は、借金とは異なり、利息が発生しない。 ( )
- 投資する際、リターンが高いほどリスクも高い。 ( )
- キャリアを考える際、資格取得やスキルアップのための投資は不要である。 ( )
- 経済の仕組みを理解することは、個人のお金の管理には関係がない。 ( )
- 契約をする際、細かい文字や条件に注意することは、金融トラブルを防ぐ上で重要である。 ( )
- 金融教育は、生活設計・家計管理、金融・経済の仕組み、消費生活・金融トラブル防止、キャリア教育の4つの分野にわたっている。 ( )
答え
- (○) 解説: 利息は、お金を借りた際に、そのお金の「借りるコスト」として発生します。
- (×) 解説: インフレーションは、物価が上昇する現象を指します。
- (○) 解説: 貯蓄は、将来的なリスクや急な支出に備えるための重要な方法です。
- (○) 解説: 金融リスクは、個人だけでなく、企業や国の経済にも大きな影響を与えます。
- (×) 解説: クレジットカードの利用は、基本的には借金であり、支払いを遅らせると利息が発生します。
- (○) 解説: 一般的に、投資のリターンが高いほど、そのリスクも高くなります。
- (×) 解説: キャリアを考える際、資格取得やスキルアップのための投資は、将来的な収入向上に繋がります。
- (×) 解説: 経済の仕組みを理解することは、個人のお金の管理にも大きく関連しています。
- (○) 解説: 契約の細かい文字や条件を確認することで、将来的な金融トラブルを防ぐことができます。
- (○) 解説: これらの4つの分野は、金融教育の重要なポイントであり、学校で教えられています。
これらの問題と解説を通じて、金融教育の基本的な知識を確認し、理解を深めることができます。親御さんも、お子様と一緒に問題を解いて、知識を深めてみてください。